Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究で対象とするサンゴ礁域では、今世紀に入ってからサンゴにおける病気罹患の報告が世界的に増加、影響も深刻化しつつあり、視認可能なサイズのプラスチックごみが常態的に見つかる海域周辺で特に病気罹患サンゴが多く見つかる傾向が示されている。そこで本研究では、サンゴ礁生態系で近年危惧されるサンゴの病気罹患率増加に関連し、「プラスチックがサンゴへの病原性バクテリアの運び手になりえるのか?」という問いに対して生態学的な調査と生理学的な実験を組み合わせたアプローチで挑む。