Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
酸化タングステン(WO3)は可視光を吸収可能な光触媒として知られているが,WO3単体では光吸収によって生じる励起電子と正孔が再結合しやく,光触媒活性がそれほど高くない。そこで本申請研究では,「超音波噴霧熱分解法と超音波還元法の二つのソノプロセス」および「テンプレート(鋳型)技術」を応用した触媒の多孔化と金属ナノ粒子との複合化に基づく微構造制御により,可視応答型光触媒の活性向上と環境浄化プロセスへの応用を目指した研究を遂行していく。また,磁性金属を複合化させることにより,磁気回収/再利用可能な利便性に優れた触媒開発を目指す。