Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
リモートセンシングや人工光などグローバルデータを活用して都市データを整備し、世界各都市の気候を予測する。一方、障害調整生存年(DALY)で定量化可能な質問票を用いた疫学調査を実施し、その結果を最新の機械学習手法で解析することで、気温を説明変数としたエアコン有無別の睡眠障害の被害関数を開発する。都市気候モデルの計算結果に、既往の熱中症および新規の睡眠障害の被害関数を適用し、世界各都市のエアコンによる健康被害軽減効果を評価する。さらに、温室効果ガス排出量も評価した上、他分野の適応策で広くおこなわれている費用便益分析を実施し、エアコンが気候変動対策となり得るか示し、そしてその適切な使用を見出す。