Project/Area Number |
23K28335
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Project/Area Number (Other) |
23H03645 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80020:Tourism studies-related
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
西尾 建 山口大学, 経済学部, 教授 (60624559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 純也 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (00313437)
加藤 彩乃 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 講師 (50736501)
石盛 真徳 追手門学院大学, 経営学部, 教授 (70340453)
脇田 浩二 山口大学, 地域未来創生センター, 教授(特命) (80358366)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥12,740,000 (Direct Cost: ¥9,800,000、Indirect Cost: ¥2,940,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
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Keywords | アウトドア観光 / 共生モデル / インクルーシブ / マーケティング / コミュニティ / ジオパーク |
Outline of Research at the Start |
アウトドア観光では、活動的なアドベンチャー層からライト層までツーリストの研究が進められてきたが、それらは健常者層を前提とした研究が大半であり、高齢者や障がい者はとらえられてこなかった。また観光地においてのインフラなど施設面にフォーカスした調査、研究中心であり、自然の中で楽しむようなアウトドア観光は対象とされてこなかった。本研究では、ジオパークを中心にアウトドア観光における格差を整理した上で多様な人々がともに楽しめる持続的なアウトドア観光を目指すための実態調査と共生モデルについて考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は日本ジオパークネットワーク、インバウンド主要国への旅行者意識調査および、各研究者がアウトドア観光地でヒアリング調査を実施した。日本ジオパークネットワークの調査では46ジオパーク中37件の回答があり、施設、設備、人的対応、マーケティング対応など多くの課題が明らかになった。 各研究者が白神山地、屋久島および沖縄やんばる国立公園、阿蘇、桜島、霧島ジオパーク、海外では観光く済州島および北アイルランドのジャイアンツコーザウェイ、スイス山岳地域で調査を実施した。ヒアリングでは、ユニバーサル対応の具体例だけではなく白神山地、屋久島および富士見高原ではコミュニティとの連携など独自のユニバーサル環境への取り組み状況なども確認できた。また霧島ジオパークではモニターツアー、北海道浦河町ではインクルーシブなアウトドア事業を実施するにあたり試験的に企画された車椅子利用者とその家族のキャンププログラムを実施した。これらの調査結果からバリアフリー対応、情報提供およびマーケティング対応での問題点を整理した。 研究成果発表として初年度は、スポーツ産業学会、日本生涯スポーツ学会、日本地質学会、日本国際観光学会、日本キャンプ協会、日本スポーツ社会学会での学会発表およびがん患者のネットワークに関するシンポジウムを開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、研究者がそれぞれの専門分野を中心に予定通りアンケートおよび実地調査を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
1年目のアンケート調査と実地調査によってアウトドア観光地における共通した問題点が明らかになった。テーマセッションでの学会発表で問題点を整理して2年目のアウトドア利用者調査とあわせて対応策をまとめていきたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)