Project/Area Number |
23K28419
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Project/Area Number (Other) |
23H03730 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90110:Biomedical engineering-related
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology (2024) National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (2023) |
Principal Investigator |
高山 祐三 芝浦工業大学, システム理工学部, 准教授 (60608438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨田 峻介 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (50726817)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,850,000 (Direct Cost: ¥14,500,000、Indirect Cost: ¥4,350,000)
Fiscal Year 2025: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2023: ¥7,930,000 (Direct Cost: ¥6,100,000、Indirect Cost: ¥1,830,000)
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Keywords | 血管 / 微細加工 / 生体モデリング / 自律神経 / 生体外再構築 / 交感神経 / 循環器・高血圧 / 再生、細胞移植 / 再生医療 / ヒトiPS細胞 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目標は交感神経・血管周皮細胞などの複合組織により制御される血管機能を生体外にて再構築し、高血圧状態の再現とその遷移過程における細胞機能・遺伝子発現等の状態変化の解析を行うことである。特に交感神経細胞の血管制御システムに着目し、交感神経-血管モデルを構築することでその発症メカニズムを解析するためのin vitro実験ツールを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目標は交感神経・血管系細胞(平滑筋や内皮細胞)などの複合組織により制御される血管機能を生体外にて再構築し、高血圧状態の再現とその遷移過程における細胞機能・遺伝子発現等の状態変化の解析を行うことである。血管疾患は生体内環境要因と生体外環境要因とが複合的に重なることで発症するとされており発症メカニズムを解析することは難しく、高血圧に限定しても90%以上の患者が原因不明とされている。研究代表者は本研究提案において、特に交感神経系の血管制御システムに着目し、ヒトiPS細胞を用いた交感神経-血管モデルを構築することでその発症メカニズムを解析するためのin vitro実験ツールの構築を目指している。 今年度はまず血管モデル構築にあたってのリソース準備を行うため、不死化したヒト血管内皮細胞であるHUEhT-1の培養を開始し一定量の細胞量確保と交感神経との共培養に向けた準備を行った。また、研究代表者らの独自技術であるヒトiPS細胞からの自律神経系誘導技術について更なる高効率での細胞誘導を目指し、バイオインフォマティクスアプローチによる詳細な分化メカニズム解析を行った。 同時に、研究分担者である冨田主任研究員の独自技術である高精度バイオ分析技術 (Chemical tongue解析)を細胞分化誘導系への適用について検討するため、ヒトiPS細胞とその神経分化を対象としたchemical tongue解析を行い、現在解析を進めている。 以上の通りに、モデル構築と解析技術の双方において一定の進捗を行えたと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
血管モデル構築と解析技術の双方において一定の進捗を行えたと考えている。一方で研究代表者の異動により研究室を立上げる必要があり、2024年度以降は進捗について注意しながら進めたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは研究代表者の異動により研究室を立上げ中のため、実験を再開できるよう迅速な対応を行いたいと考えている。 モデル構築実験に関しては血管系細胞と神経系の共培養を行うことを中心的に対応したいと考えており、また解析系については研究分担者の産総研:冨田主任研究員と密に連携しながらchemical tongue技術の細胞培養系への適用について解析を進めたいと考えいる。
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