Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
PETは病態の本質に最も迫る検査法であるが、患者から放出される放射線の1%しか検出できていない。本研究では、利用可能なすべての放射線を診断に役立てる独自コンセプト Whole Gamma Imaging(WGI)へのパラダイムシフトを目指す。具体的には、コンプトンカメラをPETに融合することで、検査コスト・被ばく量を大幅に低減しつつ、これまで見えなかった臓器連環や新しいバイオマーカーが可視化できるようになると期待する。本研究では、WGIに適した放射線検出器としてシリコン半導体検出器に着目し、検出器の一部を開発する。そして、実測データを外挿することで、半導体WGIの予測性能を明らかにする。