Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
トリプトファンは天然アミノ酸残基の中で最も発現頻度が低く、これを標的とするタンパク質修飾反応は均質な生成物を与える点で、一般的に用いられているリジン修飾反応に比較して優位性がある。本研究では、実験科学的に見出されたインドールとニトロキシルラジカル付加体からの逆反応を積極的に利用することで、温和で中性条件でのトリプトファン修飾の達成を目的とする。開発した方法を用いて、トリプトファンインドールの多様な変換反応を開発する。