Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
陸域生物圏のCO2吸収排出量を正しく推定することは、将来の気候変動を予測する上で最重要な課題である。陸域生物圏のCO2循環において、土壌に関する炭素循環は、現地観測が非常に困難なため、地上部と比べて圧倒的に不確実である。本研究では、地球温暖化予測の上で、重要かつ不確実である、土壌における炭素循環(特に土壌呼吸)について、観測方法に一貫性のある新たなデータに基づいた広域推定を行い、全球土壌呼吸の時空間変動を把握する。さらに、本研究で構築した新たな土壌呼吸データセットに基づく新たな土壌炭素モデルを構築し、将来予測を行う。