Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
弾性表面波は,固体表面にエネルギを集中させて伝搬する弾性波であり,電子部品やセンサ,モータ,医用霧化装置など様々な用途に応用される.従来の弾性表面波デバイスは,圧電単結晶基板上に設けたすだれ状電極を用いたものや,くさび型振動子によるものが一般的であったが,形状や材質の制約が大きく,また,ハイパワー駆動は単一周波数でしか実現できないという問題があった.そこで,本研究では申請者らが独自に発明した新規超音波デバイスであるチューブ型DPLUSの集束原理を応用して「集束型弾性表面波デバイス」を新たに創成し,医用霧化装置等の応用分野において新規現象を探索する.