Project/Area Number |
23KJ1384
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 63010:Environmental dynamic analysis-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
村岡 俊季 京都大学, 総合生存学館, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-04-25 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 海洋プラスチック / 水中ドローン |
Outline of Research at the Start |
世界的な経済発展に加え、人口増加により、未処理のまま海洋中に流出するプラスチックごみの量が増加し続けている。実際に観測されている海洋プラスチックの量は推定されている全体量のわずか1%にすぎず、残りの99%は海底などに分布している。本研究は、水中ドローンを用いて沿岸海底のプラスチックごみの分布とその要因を明らかにするとともに、低いコストで実施可能な本手法を市民科学に繋げることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究活動として、ドローンにソナーを取り付けて海底の探索を行うことで、従来よりも詳細な撮影面積の数値を得ることができ、データの精度と予測の制度が向上しました。しかし、ソナーを取り付けたことによるドローンの航行速度の低下が課題となりました。この問題に対処するため、大学のプールなどを使用して、ドローンの航行速度を詳細に測定しました。また、ドローンに遠隔で操作できるアームを取り付けて海底のゴミを回収するという調査手法を検討しましたが、一つ一つのゴミをアームで拾う作業や、水面との往復が必要な点から、ドローンのバッテリー容量に起因する航行持続性の観点からはあまり適していないという結論に至りました。 これらの課題や問題点を踏まえ、今後の研究では以下のような方針が検討されています。まず、ソナーをより効果的に利用するための改良や、ドローンの航行速度低下を最小限に抑えるための新たな技術の導入を検討します。また、海底のゴミ回収に関しては、他の手法や装置を探求し、ドローンのバッテリー容量や作業の効率性に配慮した最適な方法を模索します。さらにシティズンサイエンスの観点からも手法を見直し、研究成果の社会実装に向けて研究活動を実施します。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
理由としては、水中ドローンにソナーを取り付けた調査手法を実施するにあたり、試行錯誤的な部分が多く調査のやり直しを何度も実施することになってしまったこと、大学で対処できないレベルの機体の故障が発生したことなどがあげられます。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度以降の大学院で課されている武者修行(半年間のインターンシップ)のため、外部の大学とコミュニケーションを取り、受け入れ先を探す活動も行いました。これらの取り組みを通じて、研究成果の応用範囲の拡大や、将来の研究方向の選択肢の幅を広げることが期待されます。
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