The Role of Hong Kong Networks in Early Cold War Era East Asian International Relations: The Example of Relations with Japan and Republic of Korea
Project/Area Number |
23KJ1394
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 06020:International relations-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
黄 偉軒 京都大学, 法学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-04-25 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2025: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 冷戦史 / 香港ネットワーク / 日本外交史 / 韓国外交史 / 東アジア国際政治史 / 秘密外交 |
Outline of Research at the Start |
本研究は香港の視座から、特に「香港人」や「香港情報」が太平洋戦争後日本と韓国の外交、情報活動に如何なる影響を果たしたかを検討することで、香港の冷戦前期東アジアにおける役割について解明しながら、冷戦前期東アジアの国際関係史を捉え直すことである。具体的には、①帝国のもとでダイナミックに展開した「香港ネットワーク」の構造、②冷戦前期中共との非公式的往来があった日本にとっての「香港ネットワーク」の役割、③冷戦前期中共との往来がほぼなかった韓国にとっての「香港ネットワーク」の役割、④香港を拠点とした日韓両国の外交、情報活動は東アジア国際関係史の位置付け、を究明することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
博士後期課程を始めてから数ヶ月、主に修士論文の不備を修正し、その成果を学内の授業で発表しました。さらに、香港へ戻る機会を利用して、新亜研究所や香港バプテスト大学図書館友聯特別収蔵資料などを資料調査し、香港研究学会の年次大会で発表しました。その後、2023年9月上旬から韓国に渡航し、延世大学の語学堂で韓国語研究をしながら、外交史料館、国家記録院(大田)、国会図書館、朴正熙大統領紀念図書館、延世大学校図書館(李承晩大統領個人文書を所蔵する)、朴正熙大統領記念館などを訪れ、見学と資料調査を行いました。
後に2024年2月末に一時日本に戻り、3月から北米に渡り、3月14日から17日までアメリカ・シアトルで開催されるアジア協会年次大会に参加し発表を行い、その後3月18日から28日までアメリカ・サンフランシスコのスタンフォード大学フーヴァー研究所で資料調査を行いました。滞在期間中、東アジア国際政治史料の主査である林孝庭先生にもお会いし、多くの研究に関する助言をいただきました。さらに、3月29日から4月5日までカナダ・バンクーバーおよびカルガリーに滞在し、ブリティッシュコロンビア大学の香港研究センターを訪れて資料調査を行い、カルガリーに拠点を置く香港研究者とも面談しました。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現時点では修士論文の研究成果をうまく整理でき、日本国内の学会および海外の学会への発信が進み、かなり良い反応を得ています。しかし、韓国の学界や海外の冷戦史学界との交流はまだ限られており、新規の研究が多く遂行していません。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は留学を含めて、国際交流に積極的に参加し、さまざまなバックグラウンドを持つ研究者と出会い、知識を共有し、研究を進めることを考えています。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)