Project/Area Number |
23KJ1559
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 46030:Function of nervous system-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤間 秀平 神戸大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2023-04-25 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2023: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | カルシウムイメージング / 社会行動 |
Outline of Research at the Start |
自閉症は「他者の感情を理解する共感性」の低下が特徴的な症状であるが、自閉症の共感性低下にかかわる脳領域・神経回路の詳細はこれまで不明であった。本研究では、近年共感性との関与が知られる島皮質に着目し、島皮質に共感行動の調節にかかわる神経細胞が存在すると仮説を立てた。自閉症モデルマウスの島皮質の神経活動イメージングに加え、光遺伝学的や化学遺伝学的な神経活動操作により、島皮質が自閉症の共感性低下にかかわるか明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、社会行動や、他者のストレスへの共感行動に関与する神経回路について調べる目的で、小型顕微鏡を用いての生体マウスの前部島皮質の神経細胞をターゲットとした一細胞レベルでのin vivo神経活動レコーディングおよび抑制性のDREADDシステムを利用した化学遺伝学的な神経活動の操作を行うことで、社会行動における島皮質の機能的解析を行った。その結果、島皮質の抑制性パルブアルブミン陽性ニューロンにはマウスが社会的接触行動をした時に特異的に活動する細胞があること、また非ストレスマウスとの接触時と比較して、ストレスマウスへ接触した時には活動する細胞の数が増えることが明らかとなった。一方で、島皮質の興奮性ニューロンについてはストレスマウスに接触しても活動性が上昇する細胞の増加が見られなかったことから、島皮質の抑制性神経細胞に特徴的な性質であることが示唆された。さらに、マウスの社会行動中の島皮質パルブアルブミンニューロンの活動をDREADDにより抑制したところ、初見マウスに対する単純な社会的接近行動の時間には大きな変化はみられないものの、ストレスマウスに対する接近時間がコントロール群と比較して有意に低下したほか、既知のfamiliar個体への接近時間の割合が低下しにくくなることが明らかとなり、島皮質パルブアルブミンニューロンには他個体のストレス認知や共感、さらに既知個体に対する社会的な認知などに関与する細胞が存在することが示唆された。
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