International comparative studies of medical care and daily activities using remote technology among super-aging societies.
Project/Area Number |
23KK0032
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 8:Sociology and related fields
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
山崎 敬一 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 名誉教授 (80191261)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 晶子 東京工科大学, メディア学部, 准教授 (00325896)
小林 貴訓 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (20466692)
中村 賢治 群馬大学, 数理データ科学教育研究センター, 講師 (40635736)
鈴木 亮太 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (40965985)
岡沢 亮 愛知淑徳大学, グローバル・コミュニケーション学部, 助教 (70966960)
小林 亜子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90225491)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥21,060,000 (Direct Cost: ¥16,200,000、Indirect Cost: ¥4,860,000)
Fiscal Year 2025: ¥7,410,000 (Direct Cost: ¥5,700,000、Indirect Cost: ¥1,710,000)
Fiscal Year 2024: ¥7,150,000 (Direct Cost: ¥5,500,000、Indirect Cost: ¥1,650,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | エスノメソドロジー / 日常活動 / 医療ケア / 遠隔技術による支援 / ヨーロッパとアジアの国際比較 / 遠隔医療 / 日常活動の遠隔支援 / 海外共同研究 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、超高齢化社会に直面しているシンガポール、フランス、ドイツというアジアと欧州の3つの技術先進国を対象に、医療・ケアと日常活動支援の遠隔技術を用いた研究を、社会学、歴史学、医療情報学、工学の共同研究として実施するものである。本研究では(ⅰ)文化的背景(歴史的な背景、宗教や文化の混成度等)、(ⅱ)移民労働力を含めた労働人口の推移、(iii)医療・ケアやリモートサポート等に関する社会制度が異なる、3つの国をとりあげ、(1)医療・ケアと日常活動の社会文化的研究(2)遠隔医療・ケアや遠隔的日常活動支援の相互行為分析(3)医療・ケアや日常活動の遠隔支援システムの開発と実証実験の3つの研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、超高齢化社会が進んだアジア(シンガポール)とヨーロッパ(フランスとドイツ)において、日常活動と医療ケアの実態とそのテクノロジー的支援について研究するものである。本年度(初年度)の研究は、2023年9月に交付内定を受け、同月より始まった。 本年度は、初年度ということもあり、ドイツ(デュースブルク=エッセン大学)とシンガポール(南洋理工大学)で国際ワークショップと国際シンポジウムを行った。ドイツでは、 2024年2月29日にCollege for the Social Sciences and Humanities, Essen (Germany)にて、ドイツ側の共同研究者であるカローラ・ピッチ教授らとともに “Technology & Social Interaction”についてのワークショップを行った。日本側からは、代表者の山崎敬一、分担者の山崎晶子、小林貴訓、鈴木亮太が参加し、Akiko Yamazaki, Keiichi Yamazkai "Remote Shopping System that Allows for Natural Body Alignment of Participants"という発表と、小林貴訓(埼玉大学)、鈴木亮太(埼玉大学)による遠隔支援の研究についての発表を行った。シンガポールでは、 2024年3月15日に南洋理工大学において、Japan-Singapore Joint EMCA Symposium for Mundane Activities and Medical Careという国際シンポジウムを開催した。日本側からは、代表者の山崎敬一、分担者の山崎晶子、岡沢亮、中村賢治が参加し、シンガポール側の共同研究者であるK.K.ルーク教授らと日常活動と医療ケアに関する研究を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定どおり、海外共同研究者(デュースブルク=エッセン大学のカローラ・ピッチ教授、南洋理工大学のK.K.ルーク教授)や大学院生、および海外の若手研究者とともに国際ワークショップ “Technology & Social Interaction”と国際シンポジウム"Japan-Singapore Joint EMCA Symposium for Mundane Activities and Medical Care"を開催することができた。そこで、日常活動と医療ケアの実態とその遠隔支援に関しての日本側およびドイツ側、シンガポール側の研究の現状を互いに理解することができた。また、その理解に基づいて、2024年度に行う研究計画について議論することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度におこなったドイツでの国際ワークショップとシンガポールでの国際シンポジウムの議論に基づき、2024年度は、シンガポールで日常活動と医療ケアの実態とその遠隔的支援について調査を行う予定である。また、ドイツで海外共同研究者であるカローラ・ピッチ教授とロボットを用いた多人数に対する遠隔支援の実験を行う予定である。その実験に基づき、研究成果を国際学会や論文誌に投稿する予定である。フランスに関しても、パリ五輪が終わった9月以降に調査を開始する予定である。また、2025年2月あるいは3月に日本で海外共同研究者を招聘した国際会議を開催する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(16 results)