こども国際PBL ~プログラム構築とコミュニケーションストラテジー解析~
Project/Area Number |
23KK0039
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
堀尾 佳以 宇都宮大学, 工学部, 講師 (10513880)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 裕紹 宇都宮大学, 工学部, 教授 (00284315)
渡辺 信一 宇都宮大学, 工学部, 准教授 (00422212)
大神 智春 九州大学, 留学生センター, 教授 (50403928)
鶴田 真理子 (濱村真理子) 宇都宮大学, 工学部, 助教 (80748202)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2029-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥20,930,000 (Direct Cost: ¥16,100,000、Indirect Cost: ¥4,830,000)
Fiscal Year 2028: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | こども国際PBL / STEM教育 / コミュニケーションストラテジー / ものづくり / 協働 / 非言語コミュニケーション |
Outline of Research at the Start |
こども国際PBLは工学研究者が開発した最新の「ものづくり」教材を用いて多国籍の幼児と小学校低学年児童(こども)の実習を通じた「多文化相互理解」を行う教育プログラムを扱う。本研究課題では見て手を動かして現象を理解できるPBL実習課題を開発する。国際共同研究の目的は非言語(ノンバーバル)コミュニケーション、つまり言語に頼らないコミュニケーションの発生・形成過程と限界について明らかにすることである。マレーシアのマラヤ大学STEM教育センターの全面支援によりマレーシア・台湾・ベトナムを基軸とし、獲得言語が異なるこどもの接触場面で工学教育の視点によるPBLプログラムを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
国際会議および研究組織会議を実施し、今後の研究内容について基盤を作り上げるとともに日本・マレーシア・ベトナム・台湾を繋いで研究者交流を行った。 こどもを対象とした国際PBLを実施するためには、まずその基盤作りが肝要となる。そこで2023年度は研究分担者を中心とした会議や分科会で綿密な計画を立て、PBLを実施する体制を整えるとともに、国際会議において参加する研究者の研究目的共有および研究課題、STEM教育内容について議論した上で今後の方針を明らかにした。 国際会議はマレーシアのマラヤ大学にて実施し、日本・マレーシア・ベトナム・台湾の研究者間の交流を進めるとともに連携を強化した。国際会議開催後には来年度PBL開催日を決定し、こども国際PBLへの参加者に関して募集要項 ・ 応募書類(登録票/質問表/誓約書)の作成を行った。また、こどものコミュニケーションや日本語教育の専門家からのアドバイスを得て、PBLの詳細スケジュールを作成した。 こどもPBL参加予定者に対しては2024年2月に事前説明会を実施した。参加予定者がこどもであることから保護者の方に、来年度はマレーシアでの実施と国内(宇都宮大学)での実施となること、こどもPBLの研究目的や今後の研究計画について説明を行った。 国際PBLの大切な基盤作りだけでなく、日本・マレーシア・ベトナム・台湾の研究者交流が始まっており、2024年度の研究調査と国際シンポジウム開催、どちらも準備を整えることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
こども国際PBLの実施に向けた基盤作りと研究者間交流は順調であるが、本プロジェクトはこどもが参加するPBLを実施した上でプログラムのブラッシュアップやデータ分析を行うものであり、具体的な研究成果は2024年度からとなるためである。 マレーシアと日本での国際PBLおよび日本国内実施PBLについては具体的な計画を立て、実行に移す基盤作りを行った。キックオフ準備の際に各研究分野での研究内容および検討議題をまとめ、実施概要と付随事項確認を行った。また、研究を進める過程で必要となるラボノートや研究成果についても具体的な論文投稿計画を話し合った。 国際会議では本プロジェクトの目的および研究機関の大まかな流れを共有し、年間スケジュールを確認した。本プロジェクトは異分野融合研究であるため、PBLとコミュニケーションそれぞれの分野で議論し、2024年度の実施について検討した。 PBLの分野ではSTEM教育やものづくりの題材として次の10種を挙げ、どのようにプログラムを実施するのか検討した。【3Dホログラム・磁石とコイン・色ガラスと蛍光ライト・アルミパイプメロディ・メダカが追いかける印・電気回路・セロテープ光透過・プラスチック光遊び・レゴ船競争・PET材料分別】 コミュニケーション分野では、PBLプログラムを通じた多文化理解と非言語コミュニケーションにおける活動を分析対象とし、異文化感受性発達モデルを参考に、研究領域の位置づけと課題を精査した。2024年度は非言語コミュニケーションとして表出するストラテジー分析および言語活動の創出について研究を進めることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
PBLプログラムの内容について議論し、遠くにいる相手とどのようにコミュニケーションをとれば良いかをテーマとする予定である。言語以外では、どのような方法が使えるのか、こどもたちが自主的に考え実践していく。 コミュニケーション分野からは、PBLの活動内容を録画・録音した上でどのようなストラテジーを使用しているのか、どのような言語活動が見られるのか分析していく。 各分野での話し合いをもとに、全体会で情報共有を行い、来年度の学会発表や論文執筆について積極的な発表を行う方向でまとめた。 研究者間交流についても、2023年度末にベトナムのダナン科学技術大学から2名の教員が宇都宮大学に来学し、交流を行った。2024年度の交流計画も立てており、マレーシアおよび日本での研究者交流を実施予定である。 国際シンポジウムは、2024年11月27日28日にマラヤ大学で開催することを決定し、より多くの研究者が「こども国際PBL」に参加して研究を深められるよう準備を進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)