Budget Amount *help |
¥17,420,000 (Direct Cost: ¥13,400,000、Indirect Cost: ¥4,020,000)
Fiscal Year 2027: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥6,890,000 (Direct Cost: ¥5,300,000、Indirect Cost: ¥1,590,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
日本の携帯電話会社によって発明されたEmojiは現在世界中に広がり、オンラインコミュニケーションにおける重要な伝達文字と認識されている。世界中の言語の文字を共通の番号として表すUnicode上では1000を超えるEmojiが含まれ、多種、多様なEmojiが開発されている。Emojiには文字の内容を補完する効果だけではなく、概念、感情、行動を含むとされ、オンラインでの文字による重要な記号であると位置づけられている(Alismail & Zhang, 2018)。一方で異なる文化や言語、国によって解釈が異なることや、使用される文脈によっても誤解が生じることが報告されている(Konrad et al., 2019)。
本研究は、日本語母語話者と英語母語話者が英語でのオンラインコミュニケーション時におけるEmojiの解釈、韻律等を測定し、英語の音読時のEmojiの効果を解明する。本研究によって、以下の2点が明らかになる。1)日米におけるEmojiの解釈と韻律情報 2) Emojiを文字と一緒に利用することで英語学習における音読と読解に与える影響、である。文字のみのコミュニケーションでのやり取りは、韻律情報が欠落していることにより、英語スピーキングに重要なリズム、アクセント、抑揚役割がない。Emojiの非言語特性を利用することによって、内容理解を補うことが特に初級学習者には必要であると考える。 Emojiの特性が明らかになることによって、文字のみのオンラインコミュニケーションにおいて音読能力向上につながり、新たな学習方法の解明となることが期待できる。将来的には、オンラインコミュニケーションとEmoji利用が英語学習方法として有効活用でき、デジタルコミュニケーション教育内容の一環として、日米で解釈が異なるEmojiの意味、用法、形式を学習内容に含むことが可能である。
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