Project/Area Number |
23KK0046
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 10:Psychology and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
四本 裕子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80580927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 沙永 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (60763183)
村井 祐基 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所脳情報通信融合研究センター, 研究員 (60847309)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥20,930,000 (Direct Cost: ¥16,100,000、Indirect Cost: ¥4,830,000)
Fiscal Year 2025: ¥7,150,000 (Direct Cost: ¥5,500,000、Indirect Cost: ¥1,650,000)
Fiscal Year 2024: ¥7,800,000 (Direct Cost: ¥6,000,000、Indirect Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
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Keywords | ベイズ統計 / 暗黙的時間課題 / 明示的時間課題 / モデリング / 時間知覚 / 加齢 / 神経基盤 / 生体信号 |
Outline of Research at the Start |
本研究で扱う学術的な問いは「1.臨床患者・高齢者のデータに基づく時間情報処理の神経基盤の解明」および「2.神経基盤に基づく時間感覚の操作方法の考案」である。 特に、臨床患者や高齢者のデータを通して、それぞれの疾患が、時間情報処理にいかなる影響を及ぼすかを測定し、その結果から神経基盤を明らかにする。神経基盤に関する理論に基づいて研究を遂行することで、時間情報処理の神経基盤に関するさらなる知見を得るとともに、より科学的妥当性の高い操作や社会実装を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
共同研究先であるパドバ大学のMioni博士とともに、複数の研究を遂行した。研究では、パドバ大学で取得した大規模なデータベースを用いて、暗黙的タイミング課題遂行時の反応時間のモデリングを行った。一般的に広く使われてきた線形近似ではなく、非線形近似を用いてモデリングすることで、詳細な検証が可能であることを示した(Houshmand Chatoudi, Mioni, Yotsumoto 2024)。さらに、明示的タイミング課題と暗黙的タイミング課題の結果を同時に用いることで、個人ごとの知覚特性を検証するモデルを作成した。研究ではパドバ大学で取得した高齢者のデータを用いて、高齢者では明示的タイミングの変動が大きいほど暗黙的タイミングの依存度が高くなる一方で、若年者では時間表現のバイアスが暗黙的タイミングに関連していることを明らかにした(Otsuka, Yotsumoto, Mioni, 2023)。さらに、時間知覚の特性を包括的に説明するベイズ統計モデルを作成する試みを続けている。また、心拍や安静時脳波が自発的な運動タイミングと相関するか否かを検証した(Harada et al., in revision)。年度後半には、筆頭著者としてモデリング研究を行っている博士課程の学生がイタリアに40日ほど滞在し、来年度のデータ取得に向けて準備を進めるとともにさらなる共同研究に向けた実験系の確立をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ取得は順調に進んでおり、すでに2報の国際誌論文を出版した。
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Strategy for Future Research Activity |
大規模データベースを用いたモデリング研究を進めつつ、心拍や呼吸や性格特性などに着目し、より包括的に時間知覚特性を検証する実験を行う予定である。
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