ラドンの肺がんリスク評価は妥当か?カザフスタンの高ラドン濃度地域における再検証
Project/Area Number |
23KK0095
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 31:Nuclear engineering, earth resources engineering, energy engineering, and related fields
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
大森 康孝 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 准教授 (70637602)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 ひろみ 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (50552684)
Chutima Kranrod 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 助教 (60866945)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥21,060,000 (Direct Cost: ¥16,200,000、Indirect Cost: ¥4,860,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2025: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2024: ¥6,110,000 (Direct Cost: ¥4,700,000、Indirect Cost: ¥1,410,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
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Keywords | カザフスタン / ウラン開発 / ラドン / 肺がん |
Outline of Research at the Start |
屋内環境に浮遊するラドン(天然に存在する放射性物質)は、喫煙に次ぐ2番目の肺がんのリスク因子であると認知されている。しかし、その根拠となった疫学調査で用いられたラドン濃度はバイアスとなるトロンの影響を含み、リスクを過小評価している可能性が高い。本課題は、カザフスタンのウラン鉱床開発地域をフィールドとしてラドンによる健康リスクを明らかにする。高精度にラドンを測定できる技術とカザフスタンに構築された医療情報データベースを用いることにより、確度の高いリスク評価を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本課題では、カザフスタン北部のウラン鉱床開発地域において、ラドンとトロンの弁別測定および住民の健康調査を実施し、ラドンの吸入による肺がんの罹患リスクを定量的に評価する。 今年度は研究実施体制を構築すべく、相手国の受入研究者のグループとともにオンライン会議を実施し、研究目的、研究方法、研究スケジュールを共有するとともに、研究実施にあたり課題を抽出した。そして、2024年4月にカザフスタンで初回のキックオフ会議を開催することとなった。 また、予備調査で実施していたウラン開発地域に位置するアクス村において、屋内ラドン濃度の測定を継続し、約1年分のラドンデータを取得した。その結果、同一の家屋においても季節によりラドン濃度が10倍程度異なることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予備調査で実施した屋内ラドン調査により、一地域ではあるが1年分の屋内ラドン濃度データを取得できたことや、相手国とのオンライン会議により研究実施体制を構築し、研究課題の共有は今後の課題を抽出できたことから、順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
カザフスタンにおいて現地調査を円滑に移行させるため、2024年4月にカザフスタンにおいて本課題研究に関するワークショップとキックオフシンポジウムを開催し、受入研究グループのキャパシティビルディングおよび研究機関と連携の強化を図る。 また、弘前大学とアスタナ医科大学において研究倫理申請を行うとともに、夏に環境放射能に関する現地調査を実施する。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)
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[Presentation] Indoor radon concentration in capital city of Astana and uranium mining site of Aqsu, Kazakhstan2024
Author(s)
Chutima Kranrod, Yasutaka Omori, Shinji Tokonami, Polat Kazymbe, Meirat Bakhtin, Yerlan Kashkinbayev, Ainur Pirmanova, Moldir Aumalikova, Zhantore Isa, Kassym Zhumadilov, Aya Sakaguchi, Hitoshi Sato, Masaharu Hoshi
Organizer
The 25th Hiroshima International Symposium "Research on Radiation and Its Effects in Kazakhstan and Other Countries
Related Report
Int'l Joint Research / Invited
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