Budget Amount *help |
¥21,190,000 (Direct Cost: ¥16,300,000、Indirect Cost: ¥4,890,000)
Fiscal Year 2028: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、アルゼンチンにて昨年度と同様の捕獲調査を行うとともに、2023年度の捕獲個体の調査を継続する。特に、2023年度の標準サンプリング地点における捕獲調査では複数の性転換個体(表現型性と遺伝型性のミスマッチ個体)を検出した。そこで、これら性転換が異常水温に起因するものなのかを解明するため、性転換個体の耳石の微細構造解析に基づいた孵化日・日齢査定を継続して行い、推定性決定時期(孵化後数週間)に捕獲個体が経験した水温履歴を環境パラメータ情報から復元し、性転換と経験水温の因果関係を調査する。加えて、電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)により検出した耳石微量元素(Sr, Ca, Na等)の変動パターンから、個体が生涯に渡り時系列的に体験した水温履歴を推定する。また、本課題のもう一つの柱である代理親魚技法を駆使した遺伝子保存技術の開発のため、研究代表者らが保有するトウゴロウイワシ目魚類を用いて、稚魚から成熟魚までの経時的サンプリングを行い、各成熟段階に含まれる生殖幹細胞の出現頻度の評価を行う。代理親魚技術においては、生殖幹細胞のみが宿主生殖腺へ取り込まれることが明らかとなっている。そこで本種の経時的な生殖腺サンプリングを行うことで生殖幹細胞数がどのような変動を示すかを明らかにする。
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