Social circuits and its dysfunction in autism spectrum disorders
Project/Area Number |
23KK0132
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 46:Neuroscience and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
内匠 透 神戸大学, 医学研究科, 教授 (00222092)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中井 信裕 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (00808967)
棒田 亜耶花 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (10884645)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥20,930,000 (Direct Cost: ¥16,100,000、Indirect Cost: ¥4,830,000)
Fiscal Year 2025: ¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2024: ¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2023: ¥8,450,000 (Direct Cost: ¥6,500,000、Indirect Cost: ¥1,950,000)
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Keywords | 社会性行動 / 神経回路 / 自閉症 |
Outline of Research at the Start |
自閉スペクトラム症(自閉症)は社会性障害に代表される発達障害である。自閉症を含む精神疾患は神経回路の異常を主な病態とするが、社会性行動の神経回路に関しては、未だ理解が進んでいない。本国際共同研究では、ヒト型自閉症モデルマウスの開発など、自閉症研究で世界トップクラスの研究代表者(内匠)がマウスの行動の神経回路研究で世界トップクラスの海外共同研究者(Stuber)の研究室に出向いて、独自開発された網羅的全脳マッピング法などの様々な脳科学的手法及びコンピューターサイエンスを組み入れた学際的手法を駆使して、マウスにおける社会性行動の神経回路、さらには自閉症病態における変容を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
自閉スペクトラム症(自閉症)は社会性障害に代表される発達障害である。自閉症を含む精神疾患は神経回路の異常を主な病態とするが、社会性行動の神経回路に関しては、未だ理解が進んでいない。本国際共同研究では、ヒト型自閉症モデルマウスの開発など、自閉症研究で世界トップクラスの研究代表者(内匠)がマウスの行動の神経回路研究で世界トップクラスの海外共同研究者(Stuber)の研究室に出向いて、独自開発された網羅的全脳マッピング法などの様々な脳科学的手法及びコンピューターサイエンスを組み入れた学際的手法を駆使して、マウスにおける社会性行動の神経回路、さらには自閉症病態における変容を明らかにする。また、若手共同研究者の中長期滞在を可能にすることにより、当該分野の国際的視野を持った若手人材育成を目指す。
社会行動は、「感覚入力」、「内的状態」、そして「意思決定」からなる感覚処理から行動変容までの過程を含む複雑な行動様式により成立する。そのため、自閉症の社会性障害の発症機構を解明し、治療法を確立するためには、全脳レベルで神経ネットワークの異常を明らかにする必要がある。これまで、自閉症モデルマウスが社会行動中の神経活動に影響を及ぼす機構は不明であった。本研究では、当研究室で独自開発した自閉症モデルマウス(15q11-13重複)系統他と、共同研究先の全脳マッピング技術を融合させることで、自閉症にかかわる神経機構を全脳レベルで明らかにすることを目的とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
自閉症モデルマウスと野生型マウスで、社会行動時の神経活動の違いの全脳網羅的解析 神経活動依存的に蛍光を発する、Arc-dVenusマウスを使い、視覚、嗅覚など、社会性の感覚情報を与えた後に灌流固定する。そのマウスで、神経活動が起こった脳領域をlight sheet顕微鏡で全脳網羅的に解析する。 本研究計画の実施にあたって、内匠及び研究分担者の中井、棒田が、2024年1月で米国ワシントン大学を訪問し、ライトシート顕微鏡を用いて全脳網羅的な画像取得に関する議論を行った。現在、実際に必要なマウスを準備しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
In vivo Ca2+ imagingによる神経活動解析 上の実験において、自閉症モデルマウスで異常がみられた脳領域において、社会行動の際に活動する細胞が存在するかをリアルタイムで確認する。これにより、領域特異的なIn vivo神経活動解析を行う。実際の社会行動時に、自閉症モデルマウスで神経活動に低下を生じるかを明らかにする。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)