Project/Area Number |
23KK0181
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 60:Information science, computer engineering, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
長尾 大道 東京大学, 地震研究所, 准教授 (80435833)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 智磯 東京大学, 地震研究所, 特任助教 (30748786)
Mendo・Perez Gerardo・Manuel 東京大学, 地震研究所, 特任研究員 (10978779)
加藤 慎也 東京大学, 地震研究所, 特任研究員 (60984523)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥21,060,000 (Direct Cost: ¥16,200,000、Indirect Cost: ¥4,860,000)
Fiscal Year 2026: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2025: ¥7,540,000 (Direct Cost: ¥5,800,000、Indirect Cost: ¥1,740,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 地震 / 人工知能 / 国際共同研究 / 深層学習 / ビッグデータ / スロー地震 |
Outline of Research at the Start |
本国際共同研究では、(A)地震波連続データからの地震波検出のための深層学習器の開発、(B)地震波連続データからの低周波微動検出のための深層学習器の開発、および(C)研究成果の公開という3項目を実施する。実施項目(A)および(B)においては、特定の地域の地震データによって学習済みの深層学習器に対し、他地域の地震データによるファインチューニングを実施することにより、地域性によらない汎用性の高い地震波・低周波微動検出のための深層学習器を構築する。実施項目(C)においては、本国際共同研究によって開発した深層学習器を論文にまとめて国際誌に発表するほか、開発したコードをGitHub等において公開する。
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Outline of Annual Research Achievements |
地震学においても、人工知能によるデータ解析やモデリング(以下、地震AI)研究が世界で競争的に実施されている。本国際共同研究の目的は、世界最先端の地震AI研究を実施している米国・カリフォルニア工科大学(以下、Caltech)のZachary E. Ross博士を海外共同研究者とし、日米が連携して世界の地震AI研究を主導することをねらうとともに、両国間の地震AI研究者の人的交流を活発化させ、特に日本の若手研究者に国際経験を積ませることにある。 研究開始初年度となる2023年度は、当初の計画通り、事前準備として2023年12月に本国際共同研究に参画する日本側の研究代表者、研究分担者3名、および東京大学大学院情報理工学系研究科の大学院生1名の計5名がCaltechを1週間にわたって訪問し、Ross博士を中心とする米国側の研究者と複数回にわたる意見交換会を実施した。意見交換会では、両国における地震AI研究の進捗状況について報告した後、今後の具体的な国際共同研究の進め方について議論した。特に、2024年12月を予定していたRoss博士の来日を同年4月に前倒しし、本国際共同研究を加速させることを決定した。また、当初の計画通り、2024年後半に研究分担者1名を2ヶ月程度にわたってCaltechに派遣し、国際共同研究を実施することを確認した。さらには、Caltechのセミナーにおいて、研究代表者が日本の地震AI研究に関する講演を行なった。 本国際共同研究を契機に、2024年1月に東京大学地震研究所とCaltechとの間で、地震研究全般にわたる人的交流の活性化を趣旨とする国際交流協定を締結するに至った。本協定においては、研究代表者とRoss博士が、日米それぞれの幹事教員を務めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、日本側の研究者5名が12月に海外共同研究者のRoss博士が在籍するCaltechを訪問し、当初の計画を達成した。 その上、2024年12月に予定していたRoss博士の来日を同年4月に早めることにより、本国際共同研究を加速させることが決定したほか、当初は計画していなかった東京大学地震研究所とCaltechとの間の国際交流協定の締結に尽力など、当初の計画以上の成果を挙げることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、CaltechのRoss博士および大学院生2名を東京大学地震研究所に招聘し、具体的な国際共同研究について立案する。また、当初の計画通り、2024年後半に研究分担者1名をCaltechに2ヶ月程度派遣し、地震AIに関する国際共同研究を実施する。
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