Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research)
産後うつは、産後女性の約15%が発症する可能性があるうつ病の一種である。産後うつの治療には早期発見が重要であるが、既存のアンケートベースの手法だけでなく、情報通信機器を組み合わせることで、より低負荷で幅広い産後うつの検出機会を提供する可能性がある。本研究は、スマートフォンやスマートホーム等に搭載されたセンサ群を用いて、受動的に産後うつ状態を検知する手法を構築し、その国際展開を目指す。特に、構築した手法をクロスカルチャー環境で分析・評価し、国際展開に向け手法の改善を行う。また、データセットおよび手法のオープン化を行い、構築した基盤の透明性を向上させることを目指す。