Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research)
基課題は、生体組織の柔軟化と形状調整を実現する独自手法を用いて、線維症に対する治療効果を動物実験により検証する。その成果として、治療デバイスの開発と動物実験による性能評価まで順調に進捗している。一方、長期の治療効果を評価する上で、動物の個体差や摘出位置による再現性に課題があることが分かった。そこで本申請では、渡航先の機関が新たに開発した細胞外組織の軟化技術を用いて、治療後の組織環境が与える細胞動態と組織再構築を観察し、動物実験では困難な長期間の影響を評価する。この結果をもとに、治療薬が未だ見つからない線維症に対して、本手法による治療デバイスの評価を完了し、社会実装に向けて邁進する。