Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research)
近年、高圧をかけると室温付近で超伝導転移する物質が報告されている。しかし、加圧器内の超伝導性を高分解能で可視化できるセンサがないため、超伝導体としての包括的証拠を掴むことは困難である。そのような課題に対する次世代センサとして、代表者はダイヤモンド中の窒素・空孔欠陥を提案してきた。本国際共同研究では、ゼロ磁場制御技術を持つD. Budker教授のもとへ代表者の高圧センサ技術を投入し、さらに転移温度の最高記録を現有するM. Eremets教授と協力して数百GPa下での超伝導体の探索を進める。将来的には、この超高圧プローブを超伝導科学の汎用ツールまで昇華することを目指したい。