Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research)
認知症は、高齢化社会と共に生活習慣病の増加が関与しているが、高齢者や生活習慣病患者の全てが認知症になるわけではない。本研究では、「脳に特定の遺伝子変異を認めた場合、生活習慣病に伴う脳の老化が促進されるのではないか」という仮説に基づき、日本(東北メディカルメガバンク)と海外(UKバイオバンク・CHARGEコンソーシアム)の大規模データベースを利用し、脳の老化の生物学的基盤について、脳MRI画像解析と遺伝子解析を組み合わせて検証する。本研究により、日本国内のデータベースを国際的に展開する土台を築き、日本人の脳の健康に関するエビデンスを国際的な比較対象として議論する基盤を構築し得ることが期待される。