創薬標的の探索を目指したIL-1関連遺伝子改変マウスライブラリーの作製研究
Project/Area Number |
24240064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Laboratory animal science
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
岩倉 洋一郎 東京理科大学 生命医科学研究所, 生命医科学研究所, 教授 (10089120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西城 忍 千葉大学, 真菌医学研究センター, 特任准教授 (60396877)
海部 知則 東京理科大学, 生命医科学研究所, 助教 (90343037)
唐 策 東京理科大学, 生命医科学研究所, 助教 (00572166)
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Project Period (FY) |
2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥8,970,000 (Direct Cost: ¥6,900,000、Indirect Cost: ¥2,070,000)
Fiscal Year 2012: ¥8,970,000 (Direct Cost: ¥6,900,000、Indirect Cost: ¥2,070,000)
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Keywords | 遺伝子改変マウス / サイトカイン / C型レクチン受容体 |
Research Abstract |
動物細胞が分泌するサイトカインと呼ばれる一群の蛋白質の中で、IL-1は感染症、自己免疫、肥満、糖尿病、発熱やストレス応答など様々な疾病の病態形成や生体の恒常性維持において重要な役割を果たしていることをこれまで明らかにしてきた。本研究はIL-1の生体に於ける役割を体系的に明らかにする目的で、これまでに作製したIL1関連遺伝子改変マウスとあわせ、IL-1下流で誘導されるC型レクチン受容体やClqTNFファミリー分子に着目し、遺伝子改変マウスを作製することによりその機能を解析する。IL-1は免疫系、神経系、内分泌系においてそれぞれ重要な役割を果たしつつ、これら相互を協調させるための機能も果たしており、生体の恒常性維持、感染防御などにおいて中心的役割を果たすことがわかってきた。従って、IL-1およびその下流遺伝子は医学生物学領域において重点的に研究を進めるべき分野の1つと考え、実験動物学的立場からの研究の推進、研究基盤整備を進めている。本年度は研究実施計画に従いIL-1下流で発現亢進が見られたC型レクチン受容体ファミリーとClqTNFファミリーの遺伝子欠損マウスの作製に新たに着手した。DCIR2、DCIR12aはターゲティングベクターの作製に取り組んでいる。またDCAR1、DCAR2はターゲティングベクター作製の成功後、ES細胞スクリーニングを実施している。さらにClec1aとイムノグロブリン様受容体であるTARM1は既にES細胞のスクリーニングに成功しKOマウス作製に取り組んでいる。一方、C1qTNF1はターゲティングベクター作製の成功後、ES細胞スクリーニングを実施している。これらの遺伝子欠損マウスの作製は順調に推移しており、本研究の中心的課題である解析ツールの充実を推進し今後の機能解析実施の土台を築いている。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)