ヒトiPS細胞由来造血幹細胞による小児腫瘍・血液免疫疾患の移植・遺伝子治療の開発
Project/Area Number |
24390257
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Partial Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
辻 浩一郎 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (50179991)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海老原 康博 東京大学, 医科学研究所, 助教 (40302608)
望月 慎史 東京大学, 医科学研究所, 特任助教 (90349473)
金子 新 京都大学, iPS細胞研究所, 准教授 (40361331)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥12,740,000 (Direct Cost: ¥9,800,000、Indirect Cost: ¥2,940,000)
Fiscal Year 2013: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2012: ¥7,670,000 (Direct Cost: ¥5,900,000、Indirect Cost: ¥1,770,000)
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Keywords | 小児血液学 / iPS細胞 / 造血幹細胞 / 造血幹細胞移植 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
我々は、ヒト血清を用いた動物細胞、動物血清に非依存的なヒトES細胞からの多能性造血細胞への分化誘導法を開発した(特許申請済)。本研究では、この技術をヒトiPS細胞への応用することを試みた。(1)倫理審査委員会の承認を得て、健常人から体細胞と血清を採取し、採取された体細胞からiPS細胞を樹立した。その後、樹立されたiPS細胞を、ゼラチンコートされたディッシュ上で、採取された血清を用いて、6-8週間付着培養することにより、ストローマ細胞を分化誘導した。分化誘導されたストローマ細胞の細胞表面マーカーをフローサイトメトリーで解析すると、間葉系幹細胞と同じフェノタイプを示した。また、そのストローマ細胞を各間葉系細胞に特異的な分化誘導法で分化誘導すると、骨芽細胞、軟骨細胞、脂肪細胞に分化誘導されたことから、このストローマ細胞は間葉系幹細胞であると考えられた。(2)分化誘導された間葉系幹細胞に15~18Gyの放射線照射をした後、その間葉系幹細胞上で、stem cell factor、vascular endothelial growth factor、interleukin(IL)-3、IL-6/soluble IL-6受容体、thrombopoietin、granulocyte colony-stimulating factor、erythropoietin、basic fibroblast growth factorを含む無血清培養液で、iPS細胞を共培養した。10~14日後、培養細胞を血液細胞コロニー培養すると、赤血球コロニー、骨髄球コロニー、混合コロニーなど、様々な血液細胞コロニーが形成され、それらのコロニーの中には様々な血液細胞が含まれていた。この結果は、ヒトES細胞と同様に、ヒトiPS細胞からも動物細胞、動物血清非依存的に、多能性造血細胞が分化誘導可能であり、小児腫瘍・血液免疫疾患の移植・遺伝子治療の開発への応用が期待される。
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Report
(1 results)
Research Products
(26 results)