アジアにおける生きものがたり-生き物の生死をめぐる文化的対応に関する比較研究
Project/Area Number |
24401044
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Partial Multi-year Fund |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Cultural anthropology/Folklore
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
田口 理恵 東海大学, 海洋学部, 准教授 (70390713)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関 いずみ 東海大学, 海洋学部, 准教授 (20554413)
川野 美砂子 東海大学, 海洋学部, 教授 (00260117)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥8,710,000 (Direct Cost: ¥6,700,000、Indirect Cost: ¥2,010,000)
Fiscal Year 2014: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2013: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 生命観 / 自然観 / 供養と供犠 / 生き物文化 / アジア / 放生と放流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本及び東南アジアにおいて、日常の中で人々が生き物の死をどのように受け止め、対処してきたかを考えることで、日本独自と言われてきた生きもの供養の相対化を目指してきた。そのために、(a)研究会、(b)国内合同調査、(c)日本及び東南アジアでの事例研究の調査、(d)海外フィールドでの合同調査と、4つの活動を組み合わせ、メンバー間で問題意識と視点の共有化を図りながら、それぞれが事例研究に取り組む体制で進めてきた。 今年度(9月末日段階)は、(b)国内合同調査および、(c)事例研究調査を実施した。 (b)国内合同調査 ・壱岐、唐津、平戸の玄界灘沿岸にて生き物供養と供養碑調査を実施 9月1日~4日の行程で、壱岐(はらほげ地蔵、芦辺・恵美須浦の鯨供養塔、勝本町の永取家・鯨供養塔、辰ノ島・イルカ供養塔、郷ノ浦の春一番の碑、有安触の亀塚など)、唐津・呼子(名護屋の古里神社・羽刺奉納の恵比須像やイルカ観音、呼子の石上山龍昌寺、西念寺・共同墓地にて鯨供養塔)、伊万里市(種ケ島にてイルカ大明神碑2基、釘島のイルカ大明神碑)、平戸(薄香港の慰霊碑、生月町博物館・島の館、生月魚籃観音、前津・長泉寺の鯨供養塔、最教寺の鯨供養塔、緑ヶ丘神社の鯨魂塚)を調査。 (c)事例研究調査 ・ふぐ供養祭の参与観察調査(田口・川野・関) 京都・霊山観音の本堂において、京都府ふぐ組合主催のふぐ供養祭に参加。京都府および各県のふぐ組合関係者などに、ふぐ業界による供養祭の歴史や業界内の諸問題などについて話をうかがう。 ・インドネシア調査(田口) インドネシアにおけるウミガメの保護活動および観光的活用事例について、現地調査を実施。 ・タイ調査(川野) ・タイにおけるゾウの保護活動、水牛のタンブン(功徳を積む)、ダム建設に対する反対運動等について現地調査を実施。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)