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低酸素環境下でのシスプラチン抗腫瘍効果‐イオンおよび細胞可視化による評価‐

Research Project

Project/Area Number 24591932
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Research Field Digestive surgery
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

田中 成岳  群馬大学, 医学部, 助教 (30546726)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横堀 武彦  群馬大学, 医学部, その他 (60420098)
宮崎 達也  群馬大学, 医学部, 助教 (70372349)
桑野 博行  群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90186560)
猪瀬 崇徳  群馬大学, 医学部, 助教 (90609968)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2013-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2012)
Budget Amount *help
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywords癌 / 外科
Research Abstract

本研究は、癌細胞周囲の微小環境とくに低酸素環境下における癌細胞の制癌剤に対する感受性の変化を検討することと、低酸素により誘導されるCA9(Carbonic Anhydrase 9)の阻害剤(アセタゾラミド)を化学療法施行時に併用することで、治療効果の底上げが可能であるか検討することが目的である。初年度の実験計画としては、食道癌細胞株における低酸素状態下でのシスプラチン感受性の変化と大気マイクロPIXEを用いて低酸素状態での細胞および核内へのシスプラチンの移行状況を可視化し評価することである。細胞株を用いる検討においては、食道癌細胞株(TE-2)を用いて通常酸素状態下と低酸素状態下でのMTT assayに先立ち細胞株におけるシスプラチンのIC50の検討を行った。コントロールから100mmolまでの濃度で検討したが、増殖曲線が一定せず現在もIC50を求める検討を行っているとことである。一方、大気マイクロPIXEでの評価では、食道癌細胞株(TE-2)を主に用いて検討を行っているが、通常酸素状態下と低酸素状態下で可視化により評価した結果、細胞そのものに取り込まれるシスプラチンの濃度は低酸素下において有意に低下している結果であった。また、シスプラチンの作用部位である核への取り込みは両者で有意な差は認めなかった。しかしながら、大気マイクロPIXEの検討では実験装置の感度の観点から、通常細胞株の実験で用いるシスプラチンに比し高濃度の容量が必要なこと、癌細胞が死滅してしまう為、抗がん剤と細胞株の接触時間が極端に短いことから通常の臨床とは状況が異なるため、MTT assayによるin vivoでの検討も必要であると思われる。今後IC50の検討の結果を待って、通常酸素環境下と低酸素環境下で腫瘍増殖曲線に有意な違いがでれば、大気マイクロPIXEでの結果を支持するものとなると考えられる。

Report

(1 results)
  • 2012 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-31   Modified: 2019-07-29  

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