肝門部胆管領域癌における確証的なリンパ節転移分類法の確立を目指して
Project/Area Number |
24592022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
白井 良夫 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50216173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂田 純 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (70447605)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 胆管癌 / 肝門部胆管癌 / リンパ節転移 / リンパ節転移個数 / lymph node ratio / リンパ節微小転移 / モノクローナル抗体(CAM 5.2) / prognostic factor |
Research Abstract |
本研究の目的は、「肝門部胆管領域癌において、リンパ節転移個数とlymph node ratioとのどちらが切除後の予後指標として優れているかを明らかにし、リンパ節微小転移の臨床的意義を解明する」ことである。そして、本研究のゴールは、肝門部胆管領域癌においてリンパ節転移の合理的な分類法を確立することにある。平成24年度の目的は、自験例におけるリンパ節転移、リンパ節微小転移の実態把握にある。 1982年1月から2000年末までにリンパ節郭清を伴う根治切除が実施された肝門部胆管領域癌70症例を対象とした。各症例の全郭清リンパ節から2枚ずつの連続切片を作成し、1枚では通常のHE染色、1枚ではCAM5.2を用いた免疫染色を行った。本研究では、HE染色で検出可能な転移巣を「リンパ節転移」、免疫染色(CAM5.2)により初めて検出可能となる転移巣(single cellまたはcluster)を「リンパ節微小転移」と定義した。各症例において郭清リンパ節の個数、転移陽性リンパ節の個数(転移個数)を記録した。さらに、免疫染色(CAM5.2)切片の検鏡によりリンパ節微小転移を検出して記録した。 全70症例の郭清リンパ節数は総計1264個、1症例あたりでは6~48個(中央値:17個)であった。リンパ節転移は34例(49%)で陽性であり、転移個数の総計は70個であった。リンパ節転移陽性症例における1症例あたりの転移個数は1~12個(中央値:2個)であった。リンパ節微小転移は36例(51%)で陽性であり、微小転移個数の総数は78個であった。 今後は、対象患者の臨床病理学的事項、転帰を調査し、データを整理し統計解析を行う。そして、リンパ節転移陽性個数とlymph node ratioとの予後指標としての比較を行うとともに、リンパ節微小転移の臨床的意義を明らかにする。
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Report
(1 results)
Research Products
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