Project/Area Number |
24592727
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Emergency medicine
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
赤松 順寛 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 大学院非常勤講師 (50302112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 聡 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00307638)
久志本 成樹 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50195434)
藤田 基生 東北大学, 大学病院, 助教 (80579756)
宮川 乃理子 東北大学, 大学病院, 助手 (10535074)
矢野 寿一 奈良県立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20374944)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2013: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 重傷熱傷 / second hit phenomenon / 一酸化炭素 / 局所投与 / 熱傷 / 感染 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、熱傷創部への一酸化炭素(CO)局所投与による熱傷に伴う敗血症/多臓器不全の生存率改善を目的とした。 前年度まで、Balb/c性マウス背部への熱傷受傷時の適正な鎮静・鎮痛投与量の調整、Meeh公式による25%Ⅲ度熱傷モデルを確立させ、臓器損傷、熱傷深達度の経時的変化を評価した。更に、熱傷部位への細菌接種で死亡する感染モデル(second hit phenomenon)確立や熱傷受傷後のCO局所投与法の検討を行った。CO局所投与方法については、既報を参考に腹腔内投与にて抗炎症効果の認められたCORM2量を局所投与してその効果を検討した。局所所見、体重変化、肝臓等の組織病理を検討した結果、CO局所投与が何らかの修飾をもたらしている可能性が示唆された。 最終年度は各種検体を用いて熱傷後のSecond hitが引き起こすであろう免疫力減弱を反映するサイトカイン測定やCOによる臓器不全進展阻止を解析し、主要臓器におけるミトコンドリア機能・バイオジュネシスを中心とした分子生物学的解析を行う予定であった。しかし、前年度に認められたsecond hit phenomenon 、CORM2投与による局所・組織学的効果が再現できなかった。そこで、新たに市販されることになった水溶性CO放出薬であるCORM3を用いた実験へと変更した。しかしながら、より煩雑な調整法を要するなど、一定の確立した手技を維持することが困難となり、何よりsecond hit phenomenonの再現が手技の改善(熱傷受傷、創処置に要する時間の短縮等)にも関わらず得られなくなった。そこで、基本的な手技から見直すべく実験方法を一から再検討していたが、研究代表者が本務先での診療業務に専念することとなったため、研究の継続が困難となった。
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