結合量子ビット間の情報伝達を担う量子通信路キューバスの開発
Project/Area Number |
24710148
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Microdevices/Nanodevices
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小幡 利顕 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 研究員 (90626508)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2014: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2012: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 量子計算 / 量子情報処理 |
Research Abstract |
本研究は量子通信路キューバスを実現するための浮遊ゲートを開発し、十分離れた2つ以上のキュービット間の量子演算処理を目的としている。昨年度の平成25年度は表面ゲート実現のための2次元配置構造の試作を行い、実験の準備をした。 また前年度の結果を解析したところ2DEGを浮遊ゲートとして用いた場合、浮遊ゲートと外界の結合の強弱により浮遊ゲートとして働いたり、働かなかったりすることが確認された。浮遊ゲートの2DEGから基板の2DEGへリークするためである。そこで2DEGのない基板を用いたサンプル作成が重要であると考えた。 アンドープのウエハーを設計、作成しMOSFET構造にてトランジスタ動作を確認した。十分低温でクーロン振動を観測できることも確認した。これらの結果はJPS Conf. Proc. 1, 012030 (2014)として発表した。 また共同で同時に行った4重量子ドットの研究も十分進んでおり、4条量子ドットが作成可能であることを確認した。この結果はTakakura et al.,Appl. Phys. Lett. 104, 113109 (2014)として発表している。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)