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バツビ語の音韻・形態についての記述と分析

Research Project

Project/Area Number 24720174
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeMulti-year Fund
Research Field Linguistics
Research InstitutionTokyo University of Foreign Studies

Principal Investigator

児島 康宏  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00626236)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2013-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2012)
Budget Amount *help
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2014: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2013: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywords言語学
Research Abstract

グルジア東部で話されているバツビ語(Batsbi)のテクストを収集し、それに基づいて音韻・文法についての調査と分析を進めた。現在、話し手が2000人ほどしかいないバツビ語は、差し迫った消滅の危機に瀕している言語であり、テクスト資料の収集・蓄積が急務である。
平成24年9月にグルジアに渡航し、ゼモ・アルヴァニ村に赴いてバツビ語の現地調査をおこなった。現地調査では、これまでに収集したテクストの分析と、新たなテクストの収集を集中的におこなった。テクスト資料は FLEx と呼ばれるプログラムを用いて管理しており、これまでで、文ごとに英語・グルジア語の訳を付した約1万語のテクストが入力済みである。さらにまだ入力されていない約1時間分の録音資料があり、入力作業を進めているところである。
2本の論文の執筆を進めた。1本は、過去150年ほどのあいだに、動詞に人称接尾辞が義務的につくようになり、さらに人称接尾辞で標示される項以外の人称代名詞が付属語として動詞の後につく傾向があることを指摘して、そのふるまいを論じたものである。これはドイツで出版される論文集に掲載されることになっており、すでに書き上げた原稿を送付している。
また、研究会において等位接続詞 =e のふるまいについての研究発表をおこなった。これは、もともと付属語であった等位接続詞が、動詞において接辞化している場合が認められること、また、接辞化が完成的なアスペクトの動詞でのみ起こることを指摘してその背景を考察したものである。現在、論文の執筆を進めている、
本研究は音韻と形態の両面の分析を目的としたものであった。形態の分析には進展が見られたものの、音韻については、母音の種類の確定や母音の脱落の条件など、いまだ難しい問題を抱えており、今後さらに詳しい調査・分析を進めていかなければならない。

Report

(1 results)
  • 2012 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-31   Modified: 2019-07-29  

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