Project/Area Number |
24720241
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Japanese language education
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
徳間 晴美 学習院大学, その他部局等, 研究員 (20598768)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2013: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2012: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 敬語コミュニケーション観 / 敬語コミュニケーション教育 |
Research Abstract |
本研究は、日本語学習者が敬語を用いる際、学習者の主体的な認識に基づいてその選択や判断がなされることが重要であるという考えの下、学習者個々に内在する「敬語コミュニケーション観」を分析し、学習者が十分に自己表現できる敬語コミュニケーション教育に向けた授業実践方法の提案につなげることを目指した研究である。 研究助成期間には、関連文献の検討を進めると同時に、筆者が重要視する「敬語コミュニケーション観」という概念を捉えるための観点について、それまでの研究で用いていた観点の再検討を行った。 まず、関連文献については、敬語を含む待遇表現が日本語教育の分野においてどのように研究および実践されてきたかを押さえ、特に、「敬語教育」および「敬語コミュニケーション教育」における着眼点の移り変わり方を見ていった。「敬語コミュニケーション観」を捉える観点の再検討のためには、中級から上級の日本語学習者を対象としたインタビュー調査を実施し、自身が過去の研究で用いていた6つの観点について見直した。その結果、第一に、各学習者の「敬語コミュニケーション史」とのつながりも大切にしながら捉えることが重要であるということ、第二に、学習者によって語られた内容に重なりや関連が見られたため、引き出す際の観点の修正が必要であると考察し、「①敬語のイメージ、②敬語の意味・役割・機能、③敬語使用の目標レベル、④自分の敬語コミュニケーションに対する満足度、⑤実際のコミュニケーションで敬語を使用する際の不安、⑥目標レベルで敬語コミュニケーションができることにより期待できること」という6つの観点を修正版として提示した。その後も、この結果を受け、敬語コミュニケーション観を捉える観点についてデータを加えて再考した。
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