Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2014: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Research Abstract |
本研究課題の今年の研究目的は、本調査に使用するためのスピーキングタスク(コマ割りマンガを見てストーリーを話すもの)の選定と、学習者のレベル確定に使用する英語力レベル分けテストの比較を行うことであった。スピーキングタスクの選定については、これまでのタスク関連の先行研究で使用したタスクのソースが明かされているものから、そのソースである本や資料を入手し、まずは候補として10個のタスクを選定した。ここから本調査に使用するためのものを5つ選ぶための第一段階として、Skehan(1998), Robinson(2001, 2007), Weir & Wu(2006)のタスクの特徴分析観点に基づき、国内外のエキスパート5人と英語母語話者3人に難易度の判断を求めた。その結果、10個の候補タスクのうち、3個は本研究の被験者対象である日本人英語学習者のレベルから隔たりが大きく適合しないと判断された。残りの7個のタスクは、2個が「かなり簡単」、3個が「少々簡単~適切」、また2個が「少々難しい」であろうと判断が下った。この7個のタスクを使って予備調査を行い、日本人学習者10名と英語母語話者4名に実際にタスクを行って発話してもらい、その後に各タスクの難易度に関するインタビューに応えてもらった。その結果、3つのタスクでエキスパートによる判断と、学習者と英語母語話者による実際の発話の特徴(流暢さ、構文と語彙の複雑さ、正確さ)とインタビュー結果から導かれた難易度が異なっていたため、新たにタスクを難易度順に並べ直し、一番簡単と考えられる2つを除外した5つのタスクを本調査用に使用することを決定した。 もう一つの柱である学習者のレベル選定に使用する英語力レベル分けテストの比較については、引き続き今後の課題とする。具体的には、DIALANGとOxford Quick Placement Testによるレベル判定の整合性を調査することが今年の目標であったが、DIALANGがダウンロード後起動しない不具合が解決しなかったためである。
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