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塩基感受性蛍光色素の開発とその応用

Research Project

Project/Area Number 24750158
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeMulti-year Fund
Research Field Chemistry related to living body
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

下川 浩輝  京都大学, 化学研究所, 助教 (70447928)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2013: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2012: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Keywords蛍光色素 / ミトコンドリア / 塩基感受性 / 分子内環化反応 / イメージング / チエノピリジン環 / 蛍光染色 / 塩基性顆粒 / 蛍光化合物
Research Abstract

本研究計画の主要な目的は、1)蛍光プローブの誘導展開、2)誘導展開したプローブを用いてのリンパ球単離、の二つであった。
目的1)に関しては平成24年度までに達成しており、構造変換を促すpHを酸性側にまで拡張することは出来なかったが塩基性側ではpH10で蛍光を発する化合物の開発を達成しており、さらに、青から赤までの蛍光を発する誘導体を作成する事にも成功した。
2)引き続いて、細胞混合物からの好塩基球の単離す実験に取り掛かった。まずは、ヒト慢性骨髄性白血病由来の幼若好塩基球であるKU812を用いて、その好塩基球への分化前後で染色性に差が出るかどうかを検討した。細胞の分化前後で、pH10に応答する蛍光プローブによって染色される顆粒の数が増加したことから、本蛍光プローブはKU812細胞の分化を見分けているかもしれないと考えられた。本実験の対照として、ヒト好酸球性白血病細胞株であるEoL-1を利用して行った。本細胞株は白血病由来の幼若好酸球であり、ブチル酸刺激によって成熟好酸球へと分化する。本細胞株を用いて同様の実験を行ったところ、分化の前後に関わらず、細胞内の何らかの顆粒が染色される事を見出した。さらに、この現象はリンパ球に限らず、HeLa細胞やNIH3T3、C2C12のような線維芽細胞においても観察された。このことから、本蛍光プローブによって染色される顆粒は、好塩基性顆粒とは異なるものであると考えられた。

Report

(2 results)
  • 2013 Annual Research Report
  • 2012 Research-status Report

URL: 

Published: 2013-05-31   Modified: 2019-07-29  

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