Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
本研究の目的は第一に、医療の質(パフォーマンス)の向上という観点から、臨床現場における大規模臨床データベースの活用方法と課題を明らかにして、今後の入力項目検討や分析、各施設へのフィードバックに役立てること、第二に、臨床の専門家との連携の元に、パフォーマンスの評価に役立つ機能や指標を検討する体制を構築すること、第三に、先行研究をもとに、事例比較研究を行い、臨床データベースの効果的な活用方法に関する社会モデルを構築することであった。平成24年度は、まず、大規模臨床データベースにおけるパフォーマンス評価の枠組みや指標の導入状況に関する文献調査を行った。通常のシステマティックレビューでは,検索ワードを指定して,該当する文献を直接探索するが,本研究の対象である「大規模臨床データベース」はこういった手法での検索が非常に難しい。そこで,まず大規模臨床データベースの同定を行い,その後,データベースごとに関連文献を探索した.大規模臨床データベースとして、全世界のおよそ100の臨床データベースを同定し、それぞれについてパフォーマンス評価の実施状況を確認できる体制を整えた。次に、心臓外科及び近接領域におけるパフォーマンスの評価に関する定性的調査を行い、平成25年度に行う定量的調査に向けた枠組みを検討した。また、心臓外科の近接領域であるPCI(percutaneous coronary intervention、経皮的冠動脈形成術)について、一都道府県で機能集約を行った場合の患者アクセスへの影響を検討し、機能集約がパフォーマンスの向上に資する可能性を明らかにした。
All 2013 2012
All Journal Article (7 results)
胸部外科
Volume: 66 Pages: 325-330
Volume: 66 Pages: 401-405
Volume: 66 Pages: 485-489
Volume: 66 Pages: 575-579
Circulation Up-to-Date
Volume: 8 Pages: 288-294
臨床外科
Volume: 67 Pages: 742-745
Volume: 67 Pages: 746-751