最適化された光線療法による乾癬の制御性T細胞の機能回復
Project/Area Number |
24791167
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Dermatology
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
古橋 卓也 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (40623476)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2014: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 乾癬 / 光線療法 / 制御性T細胞 / dysfunction / Th17 / 生物学的製剤 / 機能回復 |
Outline of Annual Research Achievements |
ナローバンドUVBおよびPUVAバス療法のメカニズムの探求および末梢血Th17,制御性T細胞のBiomarkerとしての評価を本研究は主題として遂行されている. 制御性T細胞の割合では,Th17と同じように患者健常人間で差は認めないものの,健常人の平均値以下患者群において,光線療法により有意に割合の増加をみとめた.さらに,制御性T細胞の機能についての検討の中で,以前に報告のあった乾癬の病態において、患者末梢血Tregの割合が数的に少ないだけでなく、機能不全に陥っている事象については,健常人,患者末梢血からCD4+CD25+TcellとCD4+CD25-Tcellを分離し,共培養する系において,有意に患者群において制御性T細胞の機能不全を示すことができ,以前の報告のリピートが可能であった.さらに光線療法によって、dysfunctional Tregの機能回復が誘導されるかどうかという事象について,患者14名,健常人18名の検討において,有意に機能回復を示すことがわかった. 乾癬の重症な患者(Psoriasis Area Severity Indexスコア30以上)で,有意にTh17が高いことがわかり,制御性T細胞の割合が治療前に高いことが,治療によりTh17の割合が減少しやすいこともわかった.バイオマーカーとしてこれらの細胞の割合を指標に,治療 を考える可能性が得られる内容となった.さらに,生物学的製剤によるTh17,制御性T細胞の変化について検討し,結果を得た.乾癬における光線療法とT細胞の関係について様々なことが明らかとなった.
|
Report
(3 results)
Research Products
(7 results)