歯肉上皮細胞におけるTGF-βによる細胞接着因子制御の分子生物学的解明
Project/Area Number |
24792327
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Periodontal dentistry
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
山城 圭介 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (30581087)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 細胞接着 / 感染 / TGF-b / 歯周病原細菌 / integrin / ECM / 歯周組織再生 / TGF-β |
Research Abstract |
TGF-βは歯肉上皮細胞の増殖及び遊走を抑制する。しかし我々は新たな知見としてTGF-βが歯肉上皮細胞の接着能の向上に関与していることを明らかにした。歯肉上皮細胞をTGF-βで刺激すると細胞接着能は向上する。その際にはIntegrin, ECMが関与していることが明らかとなった。しかし,さらなる詳細なメカニズムを調べるためTGF-βシグナリングのどの因子が接着能に関与しているかを各種阻害剤を用いて検討した。その結果MAPKなどと比較してTGF-βレセプターを阻害すると接着能が低下することが明らかとなった。従ってTGF-βシグナルの中でもSmad2/Smad3が接着能に大きく関与していると仮定し,Smad2およびSmad3を歯肉上皮細胞において過剰発現させ,接着能にどのように関与しているのかを検討した。その結果,Smad2を過剰発現させた歯肉上皮細胞が接着能が向上することが明らかとなった。Smad2を過剰発現させた際の遺伝子発現の変化を検討したところ,integrin α2, β4, β6, フィブロネクチン,テネイシンCなどの遺伝子発現が上昇した。免疫染色法を用いてタンパクレベルでの発現変化を検討したところ,同様の結果を得た。歯肉上細胞の歯面への接着は歯周病の進行を抑制したり,歯周組織を再生するために大変重要である。我々は現在までに得られた結果をもとに,付着を喪失した歯肉上細胞を効率よく再付着させる手法を検討している。具体的にはTGF-βを活性化させる因子を付着を喪失した歯肉上皮細胞に効率よく導入することにより,再付着を促そうとすることである。強固な上皮性付着を得ることは,実際の臨床においても大変意義があることである。将来の臨床応用につながるよう得られた情報を英語論文で発表する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)
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[Presentation] Overexpression of Smad2 Enhances FGF2 Expression in Periodontal Ligament Cells
Author(s)
Y. UGAWA, T. YAMAMOTO, K. YAMASHIRO, S. HONGO, H. IDEGUCHI, M. SHIMOE, K. TOMIKAWA, S. KOCHI, H. MAEDA, S. TAKASHIBA
Organizer
91th International Association for Dental Research
Place of Presentation
Seattle, USA
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