Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
睡眠・食事のタイミングなどのライフスタイルと、肥満や糖尿病をはじめとする生活習慣病の発症には密接な関連がある。また近年では、生物時計システムの破綻に伴いエネルギー代謝機能の不全を中心とする様々な病的形質(肥満や高血圧、糖代謝異常など)が観察されることから、身体の概日リズム制御と生活習慣病発症の関連性が示唆されている。一方、現在まで最も有効な生活習慣病の予防方法として継続的な身体運動の重要性が示されているが、骨格筋をはじめとする身体各組織におけるエネルギー代謝機能の改善について、その適応機構の詳細は依然不明な点が多い。本研究では、高脂肪食摂取による生活習慣病発症と概日リズム制御の関連に着目し、研究を行った。本研究課題の実施状況としては、当初の計画通り、研究課題の一部である「高脂肪食摂取に伴う生活習慣病発症が、生物時計システムに与える影響の解明」を遂行した。C57BL/6J系雄性マウスを対象に6週間にわたって高脂肪食を摂取させ、肥満症の発症を誘導した。その後、中枢および末梢組織(骨格筋、脂肪、肝臓、脳)を対象とした時系列組織サンプリングを行い、肥満発症に伴うエネルギー代謝状態の変化が、各組織における時計遺伝子発現パターンの変化に与える影響を解析している。本研究による実績としては、平成24年度中に1編の総説論文を発表し、また学会シンポジウムにおける招待講演や各種の研究会における成果発表など、積極的な研究成果の発信が行われている。
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
All 2013 2012
All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (3 results) (of which Invited: 1 results) Book (1 results)
The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine
Volume: 2 Issue: 1 Pages: 101-106
10.7600/jpfsm.2.101
10031159022