Project/Area Number |
24800083
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cognitive science
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
園田 耕平 国立情報学研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 研究員 (90638628)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ヤドカリ / 通過可能性 / 車体感覚 / 道具使用 / 動物行動 / 身体 / アフォーダンス / 無脊椎動物 |
Research Abstract |
ヤドカリは外部由来の貝殻を自らの身体を扱うように巧みに背負いながら歩行している。貝殻は身体に最適なものばかりでなく様々な形状のものを扱うことが可能であることから、その貝殻の大きさをヤドカリが知覚していることを想定できる。そして、申請者らによる研究によりヤドカリがそのような身体の知覚が可能であることが示された(Sonoda et al, 2012)。 本研究は以上を発展させ、ヤドカリの「車体感覚」(道具使用時の身体知覚)を検証するものである: (1)ヤドカリの車体操縦を行動学的実験によって示す (2)ヤドカリの車体感覚を成立させる知覚情報を明らかにする。学術的な特色としては、動物行動学において“拡張身体の知覚”という観点は皆無であり、本研究は新しい視座を与えるものである。また道具使用に関して、車体感覚に着目した点においても新規性がある。 当該年度はとくに(1)の車体操縦に絞って研究を実施した。また、その基礎研究にあたる内容を雑誌論文(1件)、国際会議(1件)、で報告した。発表内容は、ヤドカリにおける通過可能性の知覚に関するものである。間隙通過のときに、間隙と(貝殻を含む)身体の大きさの大小関係が重要になる。実験では、「間隙の大きさ」と「貝殻の大きさ」を条件にして検証した。この通過可能性の知覚がヤドカリにおいて可能であることを実証した実験について研究発表を行った。また、琉球大学熱帯生物圏研究センター西表施設において、ヤドカリの車体操縦に関する実験を行った(平成24年8月初旬、平成25年3月初旬)。初回の実験においては、貝殻と異なり車体操作はヤドカリにとって非常に違和感を与えるものであることが判明した。二回目の実験において、車体の設計を変更することでヤドカリの違和感を減ずることができ、実験で検証できる準備が整った(第27回人工知能学会にて発表予定)。
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Current Status of Research Progress |
Reason
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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