トリプレットリピート病におけるリピート伸長機構の解明と制御
Project/Area Number |
24890110
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中森 雅之 大阪大学, 医学部附属病院, その他 (60630233)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 筋強直性ジストロフィー / トリプレットリピート / リピート不安定性 / ハンチントン病 |
Research Abstract |
筋強直性ジストロフィー症やハンチントン病など、トリプレットリピート病の3塩基繰り返し配列(リピート)は、世代を経るごとに、また年齢とともに伸長する傾向(リピート不安定性, repeat instability)があり、リピートが長いほど重症となる。こうしたリピート不安定性を制御することは治療的観点からも重要であるが、その詳細な機構はいまだ解明されていない。われわれは、800ものCTG・CAGリピートをもつ転写誘導細胞モデルに、リピート結合性低分子化合物を投与して、そのリピート不安定性をsmall-pool PCR およびSouthern blot法で解析した。この結果、リピート結合性低分子化合物によりCTG・CAGリピートの不安定性が変化することを見出した。これまでにリピート不安定性はDNAの複製に伴い起こるものとされてきたが、本研究結果は、リピート配列がRNAに転写される際にslip-stranded DNAが生成され、これがリピート不安定性に関与するという、Transcription-induced repeat instability説を支持するものである。このことは、トリプレットリピート病での罹患組織であり、DNA複製の乏しい脳細胞や筋細胞でも、Transcription-induced repeat instability機構を制御すればリピート不安定性に対する治療介入が可能であることを示唆している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)