温熱環境変化に起因する健康リスク低減に向けた患者教育プログラムの開発
Project/Area Number |
24890163
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fundamental nursing
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
橋口 暢子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80264167)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 温冷覚閾値 / 高齢者 / 生活習慣 |
Research Abstract |
<目的>行動性調節の基盤と考えられる皮膚表面の温度感受性(温冷覚閾値)に着目し、高齢者および生活習慣病患者における温冷覚閾値を詳細に検討し、温冷覚閾値に寄与する生活様式の要因を抽出することを目的に、本年度は、①健康な高齢者における温冷覚閾値測定を行い若年者と比較を行った。また、②若年男性に対する温冷覚閾値測定と生活様式に関するアンケート調査(プレ調査)を行った. <研究方法>①温冷覚閾値測定:高齢者7名、若年者7名に対し、下部温度16、25℃、上部温度25℃の上下温度差のある環境(人工気候室)に90分滞在した後の温冷覚閾値について測定を行った。②プレ調査:若年者8名に対し基本属性、住居環境、生活習慣、冷え症アンケートからなる質問紙をもとにアンケート調査を行った。また、同対象者に対し、室温27℃,相対湿度50%環境の人工気候室において、温冷覚閾値測定を行った。 <結果>①手、足ともに温覚自覚皮膚温は若年者、高齢者ともに差がなかったが、開始皮膚温と温覚自覚皮膚温の差、および熱流束差でみると高齢者が若年者よりも大きいことが明らかとなった。②8名の被験者のうち2名は、温覚の自覚皮膚温が、約38℃と他の被験者の36℃に比べ高く、冷覚の自覚皮膚温も31℃と、他の被験者33~35℃に比べ低い結果であった。この2名は、アンケート調査から季節変動による体調不良や冷房病の罹患歴があった。 <まとめ> 健康な高齢者であっても、加齢により手、足の温覚閾値が大きくなることが示唆された。また、若年者においても、温覚、冷覚の閾値には個人差があり、その個人差の背景となる生活様式については示唆される結果が得られなかったが、温覚、冷覚の自覚が乏しい者は、気温差や冷房使用による体調不良の経験を有していた。今後、高齢者、生活習慣病を有する者を対象とした測定やアンケート調査を行う上での、基礎データを得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)