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高齢慢性心不全患者の再入院を予防する訪問看護ケアの解明

Research Project

Project/Area Number 24890186
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical nursing
Research InstitutionChiba Prefectural University of Health Sciences

Principal Investigator

坂本 明子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (50634515)

Project Period (FY) 2012-08-31 – 2015-03-31
Project Status Declined (Fiscal Year 2014)
Budget Amount *help
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2014: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2013: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2012: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Keywords慢性心不全 / 高齢者 / 訪問看護 / 再入院 / 増悪予防 / 生活調整
Research Abstract

【研究の目的】本年度は、高齢慢性心不全患者に対して訪問看護師が行っている生活に即した心不全ケア内容を明らかにすることを目標に、まず文献検討を主として行った。
【方法】MEDLINE・CINAHAL・医学中央雑誌およびハンドサーチによって、高齢慢性心不全患者の訪問看護利用の現状およびケア内容に焦点を当てている文献について本邦および諸外国の現状を調査した。
【結果】調査結果より、在宅酸素療法に関連した文献またはチーム介入による疾病管理システムの構築(J-HOMECARE)などの文献が多数見受けられたが、ケア内容をまとめた文献は限られていた。
文献検討より心不全の療養において、疾患による生活制限を補うための介護サービスと共に訪問看護が導入されることが多いことがわかった。しかし、身体障害や医療処置は少なく、生活行動もゆっくりなら行うことが可能なため、NYHA(ニューヨーク心臓協会心機能分類)が重度であっても要介護への反映は見られず、必要量のサービスが受けられないなどの社会的背景があることもわかった。
一方でJ-HOMECAREから、看護師が訪問指導や電話フォローで「家庭環境の整備」「心不全の状態・日常生活動作等の評価」「内服のサポート」などの専門的プログラムを行うと、外来のみで療養するよりも再入院率の低下に寄与したことが示された。上記は訪問看護で日常行われているケア内容と類似すると思われるが、現在提供されている訪問看護ケアを心不全の視点からまとめた文献はほぼ見当たらない。以上より訪問看護師が行なっているケアを「再入院を予防する心不全ケア」の視点から明らかにすることで、慢性心不全患者の訪問看護利用が再燃予防に有用であることが周知できる可能性がある。来年度は、実際に高齢慢性心不全患者に対して訪問看護師が行っている生活に即した心不全ケアについてインタビューを行い、分析する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究目的は、入退院を繰り返さなくなった高齢慢性心不全患者へ行ったケア内容を調査し、再入院を予防するための訪問看護ケアを明らかにすることである。
昨年度は文献検討と3名のインタビューを行った。文献検討では、訪問看護師が行なっているケアを「再入院を予防する心不全ケア」の視点から明らかにすることで、慢性心不全患者の訪問看護利用が再燃予防に有用であることが周知できる可能性の示唆が得られた。インタビューでは、県内訪問看護ステーションへ依頼を行っているが、「1年以内に再入院をしていない利用者を受け持ったことがある看護師」という条件を満たす対象者を選定する際に、再入院率が高い疾患であることなどから多少難航している経緯がある。しかし計画段階において、想定していた状況であるため研究期間に多少の余裕を確保していた。よって25年度の上半期までに終了し分析を行う予定としており、おおむね順調に進展していると考える。

Strategy for Future Research Activity

平成25年度は上半期にインタビュー調査を引き続き行い、その後調査と並行して質的データの分析と統合を進めていく予定としている。研究時間の不足により計画が遅延することを防ぐためにインタビューデータの逐語反訳を業者に委託するなどして、スムーズに分析過程にすすめるよう対応していく。
また、インタビュー対象者の依頼段階において、現在は県内訪問看護ステーションへ依頼を行っているが、「1年以内に再入院をしていない利用者を受け持ったことがある看護師」という条件を満たす対象者を予定数選定するためには、県外にも視野を広げて依頼を行なっていくことで対象者数を確保できるよう、対応していきたいと考えている。質的データの分析・統合などより結果を導き出した後、学会発表や研究協力者へ配布する報告書の作成を行う。

Report

(1 results)
  • 2012 Annual Research Report

URL: 

Published: 2012-11-27   Modified: 2019-07-29  

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