最先端のロボット教育の推進と「ロボット」をテーマにした国際交流
Project/Area Number |
24922001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅴ(その他工学)
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Research Institution | 奈良市立都南中学校 |
Principal Investigator |
福田 哲也 奈良市立都南中学校, 教諭/公立中学教員
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Project Period (FY) |
2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2012: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | ものづくり / 情報通信技術 / 国際交流 |
Research Abstract |
本研究は、最先端のロボット教育を通して、小中学生の創造力や科学技術の向上および米国をはじめとする他国の生徒との友好をねらいとしたものである。 申請者は2002年よりロボット教育を推進し、様々な実践に取り組み、多くの成果を残してきた。2012年5月に米国のMar Vista Middle Schoolとテレビ会議を行い「月探査」をテーマにした協同研究を行うことなどを話し合った。その一環としてGoogleが主催する世界規模のロボットコンテスト「MoonBots」に米国の交流校とともに挑戦した。「MoonBots」への参加は、日本チームとしては本校チームがはじめての参加である。月探査の重要性について発表し、第1ステージをクリアするなど活躍し、米国本部より表彰された。現在、生徒たちが自ら月面探査機をデザインし、そのモデルを製作している。 また、8月、ロボット製作スキルを活かして、中学生がスタッフとなり、地域の小学生に対して、ロボットセミナーを木津フォトン科学館で開催した。その活動が高く評価され、11月(奈良)12月(奈良)2月(高の原〉にセミナーの追加開催を行った。このことからも、この活動の必要性と重要性を推察いただけるだろう。 とくに2月のセミナーでは、中学生があらかじめ研修し、中学生がその地域の小学生を教えるという形態をとった。このような活動はロボット教育の可能性を示唆している。また、その様子を新聞2紙が大きく採り上げた。 加えて、奈良市の学校(4校)に呼びかけ、10月にロボット研修会を開催し、「ものづくり」やプログラムのスキルの向上を目指した。近年、子どもたちの実体験の低下が危惧されているが、まさにそれを払拭するような盛り上がりを垣間見ることができた。また、その取り組みは、地元メディアにも紹介されるだけでなく、奈良教育大学教育実践センター紀要においても発表した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)