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形質細胞様キラー樹状細胞の作製及び機能評価法の確立

Research Project

Project/Area Number 24930030
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 基礎医学
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

小屋 照継  信州大学, 医学部附属病院, 専門職員

Project Period (FY) 2012
Project Status Completed (Fiscal Year 2012)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2012: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords樹状細胞 / 免疫 / がん
Research Abstract

本研究の目的は、NK細胞様の優れたキラー活性(腫瘍を殺傷する力)と、樹状細胞の抗原提示能を併せ持つ、形質細胞様キラー樹状細胞ワクチン(以下,ワクチン)の製造技術を確立し、その品質評価法を定める事であった。その為、補助金を使用して、ワクチン製造に用いるGMP(医薬品グレード)適合の細胞調製試薬、品質検査に必要な研究試薬を購入した。以下に研究内容と、経費を執行して得られた成果を示す。
ワクチン製造に使用する材料を、研究レベルの試薬から、GMP適合(医薬品グレード)の細胞調製試薬に変更し、ヒトへ投与可能なレベルのワクチン製造技衛を構築した。ある特殊な環境下で製造を行う事で、約2倍に収率が向上し、高い生細胞率(90~99%)が得られる事を明らかにした。本製造技術は、製造の自動化、細胞医薬品化に大きく寄与すると期待される。
ワクチンの品質検査に必要な研究試薬を用いて、種々の免疫学的検査手法を確立した。フローサイトメーターを使用したキラー活性(細胞障害活性)測定法、がん抗原WT1、MART-1特異的in vitro CTL(細胞障害性T細胞)誘導法、機能的なCTLを検出するELISPOT法を構築した。これらの検査手法によって、治療に用いるワクチンの品質評価基準を定める事が可能となった。また、ワクチンのキラー活性を飛躍的に向上させる方法を検討したところ、免疫賦活剤Xによって、あきらかにキラー活性が上昇する事を見い出した。現在、動物を用いた前臨床試験を進めている。
以上の成果より、本研究の目的であった形質細胞様キラー樹状細胞ワクチンの製造および品質評価方法の確立を達成した。前臨床試験において、ワクチンの安全性、抗腫瘍効果を確認し、速やかにヒトへの臨床試験に移行するように研究開発を継続する。

Report

(1 results)
  • 2012 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Patent(Industrial Property Rights) (1 results)

  • [Patent(Industrial Property Rights)] G-CSFを用いた樹状細胞の調製方法2013

    • Inventor(s)
      下平滋隆, 樋口由美子, 小屋照継
    • Industrial Property Rights Holder
      信州大学
    • Industrial Property Number
      2012-028118
    • Filing Date
      2013-02-15
    • Related Report
      2012 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-31   Modified: 2019-07-29  

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