Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
我々が独自に発明したプラズマ活性溶液は、がん細胞の選択的殺傷効果のみならず、免疫系の活性化、増殖や分化などの細胞運命の決定・転換を引き起こす可能性を有することが分かってきた。しかしながら、プラズマ活性溶液中のどのような成分が単独あるいは複合的にそのような効果を誘発するのか、細胞内でどのようなシグナル伝達機構を介してそのような効果を発揮するのか、については未だ不明な点が多い。本研究では、様々なプラズマ活性溶液による細胞内のシグナル伝達機構を解明し、シグナル伝達機構の制御に基づく機能誘発型のプラズマ活性溶液をデザインすることを目指す。これらの試みにより、新たな未来医療を開拓できると期待している。