Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
近年発見された高質量中性子星の存在は、これまで培われてきたバリオン間相互作用の理解に重大な見落としがあることを示唆している。この状況を打破するため、米国ジェファーソン国立研究所におけるラムダハイパー核電磁生成分光実験を軸に、マインツ大学MAMI、東北大先端量子ビーム科学研究センター電子光理学研究拠点、J-PARCハイパー核精密分光実験を多面的に遂行する。これら一連の実験から得られるラムダハイパー核の情報を理論計算と比較することにより拡張された核力であるバリオン間相互作用の理解を飛躍的に深化し、ハイペロンパズルの解決を目指す。