Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
「RIKEN-LMS」を初めてドームふじ深層アイスコアに適用し、深度312m-317m付近(紀元前8100年-8300年頃)に対して約0.5年時間分解能(1.3cm刻み)で硝酸イオン濃度を分析し、1万年以上前の11年及び22年(太陽)周期が抽出できるかどうか挑戦する。気候変動と太陽活動の関係はまだよくわかっていない。11年太陽周期が抽出されれば、当時の太陽強度が解析できる。水同位体比分析は、気温の指標であるが、イオン分析と深度で一対一対応しており、相対年代のずれがない。そこで、酸素同位体比と太陽活動強度との相関を調べ、未来の気候変動予測に貢献する。