Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
地球史を通じた大気酸素濃度の推定及びその原因解明は地球科学における最重要課題の一つである。とりわけ、約24~22億年前の大酸化事変(GOE)は地球史上最大の酸素濃度急増イベントである一方で、その根源的原因については未解明なままである。本研究では、従来の手法では読み取れなかった大陸地殻形成機構を砕屑性燐灰石から読み取る事を目指す。これによって、大酸化事変時の大陸地殻生成量を再精査し、大陸成長が大酸化事変にどの程度寄与していたのかを定量的に明らかにする。