Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
てんかんは1~2%の割合で見られ,発作による社会活動の制約だけでなく,心理的負担もある。てんかんのメカニズムは完全に理解されていないが,ニューロン間の回路異常が関与していると考えられている。脳の理解には微小電極を用いた計測手法が有効だが,電極刺入による組織損傷や正確な信号計測,長期計測の課題がある。本研究では超低侵襲で長期安定的に高品質なニューロン計測を実現する電極デバイス技術を確立し,無線多チャンネル計測システムを構築し,てんかんなどの神経疾患の研究や治療応用に向けたシステムの確立とデバイスを創出する。これは求められるブレイン・マシン・インタフェース(BMI)技術の一形態である。